Sep 01, 2025
子供と考えるもしもへの備え
こんにちは!スタッフ山口です。
9月1日は「防災の日」。この夏も、災害のニュースが多くありましたね。
「大きな地震が来るのでは…」という話があったり、カムチャツカ半島沖の地震で全国的に津波警報が出たり。大雨による洪水や土砂災害も実際に起きていて、災害はやはりすぐ身近にあると感じました。
私の住んでいる地域では自然災害ではなかったのですが、水道管のトラブルで突然の断水がありました。朝から一日中水が使えず、市役所などに給水所ができたのですが、容器がなくて困っている方も多かったそうです。暑い中で長い列に並ぶのも大変そうでした。
幸い、インターネットなどのその他のライフラインは無事なので、友達同士で連絡を取り合い「シャワー貸すよ!」「ポリタンクあるよ!」などと助け合うことができました。
でも、もしこれが大地震で全部のライフラインが止まってしまったら…?復旧まで何日もかかったら…?と考えると、備えの大切さを改めて感じます。特に小さな子供がいると、水や食料の備蓄は欠かせないものですよね。
また、カムチャッカ半島沖の地震による津波警報で、街中にサイレンが鳴り響いたことは子供にとっても衝撃だったようで、「もし本当に大きな地震が来たらどうする?」と話すきっかけになりました。
普段は当たり前に使っているライフライン、電気・ガス・水道・通信・交通。これが全部止まったらどうなるのか?というのは子供にとって初めて意識する出来事だったようです。
そこで夏休みのこの機会に、生きていく上で必要な水や食料をどうやって得るか?という難しい問題を、アウトドアの楽しさを交えながら子供と一緒に体験することに。
【水はどこにある?】
まずは先日の断水の話から、水がなくなったらどうする?という話をしてみました。ペットボトルの水はいくつか備蓄してあるけど、家族で使ったら飲む分だけですぐになくなってしまうよね。という話をしていると、先日見たバラエティ番組で無人島で芸人さんが地面を掘って水を入手し、沸かして飲んでいたのを思い出した子供は、庭を掘る!!と言い始めました。
掘らなくても、水が流れている場所が近くにあるよね?と誘導し、裏山の脇にある水源を探しに出かけました。常に水が溜まっている場所があり、山の中から湧き出ているようで綺麗そうです。空のペットボトルにたっぷり水を汲んできました。

【どうやったら飲めるようになる?】
汲んできた水は少し濁っていて、このままでは飲めなさそうです。水の中には小さなゴミや、お腹が痛くなる原因になる菌などがいるという話をすると、「テレビではお湯を沸かしてから飲んでた!」と。もちろん沸かすことも有効ですが、沸かす前に水の中にいる小さなゴミや菌を取り除く、浄水器があるよ!とSawyerを紹介。中の構造についてはイマイチ難しいようでしたが、パウチに汲んできた水を入れ、濾過してみることに。
濾過した水は、テレビで見たみたいに沸騰させてみよう!とケリーケトルに入れてもらいました。真ん中が空いた煙突構造に興味津々。

Sawyer miniを使って、浄水に挑戦。子供だと結構力が要ります。

【火おこしからの煮沸にも挑戦】
浄水が完了したら、今度は煮沸です。Sawyerで濾過した水はもちろんそのまま飲めるのですが、いい機会なので水を火にかけて沸かし、温かいインスタントスープを作るところまでやってみることに。
火をつけるためには何がいる?と問いかけてみると、木の枝!炭!などという答えが帰ってきました。身近にあるもので燃えそうなものは?と探してみると、木の枝や乾いた杉の葉などを集めることができました。
裏山にはシュロの木も生えていたので、よく燃えるんだよと説明してそれも追加。燃料は意外と簡単に見つかるね!というのが子供の感想でした。


なかなか火がつかなかった時用に家にあった牛乳パックも燃料として用意して、メタルマッチで着火にチャレンジ。子供の力ではなかなか火が点きづらく、汗をかきながら頑張りましたが、嫌になってきたので私が交代してなんとか着火することができました。

お湯がすぐ沸く、と言われるケリーケトルですが、真ん中に炎が通る構造に興味津々。元々はアイルランドの漁師さんが休憩のティータイムに使っていた構造だそう。ロマンがあります。

用意していた燃料を投げ込んでいくと、5分もかからず程度でお湯が沸きました。注ぐのには少しコツがいるので大人が手助けして、コーンスープが完成。近くの水源から自分で調達した水で、調理?とまではいきませんが自分で食料を調達することができました。

これでいざという時も安心!というわけにはいきませんが、いざという時に身の回りのもので工夫して自分で飲み水を確保する、という体験を子供とすることができました。自分の住む場所のどこに水源があるか、燃料になるものがあるかという視点を持つことができたのも、子供の視野が広がったように思います。
ぜひ皆さんも、身の回りの自然に目を向けて、いざという時のシュミレーションをしてみてください。お子さんのアウトドアへの興味と自信をつけるのにもとてもよいと思います。